あけましておめでとうございます。副施設長の江頭です。昨年はデイサービスセンターさざんか園が20周年という事もあり、様々なお祝いをして頂くなど、大変感謝しております。さらにデイサービスでは10月から営業時間が40分ほど延長になり、ご迷惑をおかけした所もありますが、これからもよろしくお願いします。
平成もいつのまにか28年になり、小渕さんが年号を掲げた日から27年ほど経過したことになります。本当に時というのは、振り返れば光のように一瞬に過ぎ去るものですね。
介護福祉業界は今2025年問題に直面している状況です。700万人いるといわれる「団塊の世代」が2025年に75歳になり、2割程度(約140万人)が要介護状態になると予想されていますが、その受け入れ先が無いというのが問題と言われています。2025年に向けて特別養護老人ホームを急に増やしたり、介護職員を増やそうとやっきになっている状況です。しかし付け焼刃は付け焼刃であり、ほとんど素人の介護職員が一気に増え、1000万人近くになると思われる認知症の方への対応は困難になり、薬漬け・拘束などの問題が噴出するのは目に見えている状況です。急激に需要が増え、そのあとは減少するとも言われているので、単純に受け入れ先を増やす、人を増やすなどしてもそれからがきつくなっていきます。
「外国人労働者」に関してはもう夢物語ではなく、現実の問題です。簡単な介護であればそれほど会話をする必要が無いので任せられるという話もあるし、国民性にもよりますが、日本人よりも介護がうまい国の方もいるという話も聞きます。(実際韓国の人は儒教の影響か、日本人よりも高齢者を大切にする文化があります。)
「介護ロボット」に関しても、実用はそれほど遠い話では無いと思います。褥瘡(床ずれ)防止のために、人の手ではなく、ベッドが角度を変えて人を右向き左向きにするのはほぼ実用段階(そういう機能があるベッドは既にあります)に入っていると思いますし、一番ニーズが高い排泄に関しても、ある程度の匂いに反応して、おむつを交換するような機械ができれば、介護職員の必要性が低くなると思います。
色んな変化があると思いますが、さざんか園では利用者様の想いを中心に介護をしていくのは変わりませんので、これからもよろしくお願いします。