28年度のまとめ

副施設長の江頭です。

平成28年度ももう少しで終わりです。法人・事業所では年度単位で一年を総括するのが通例であり、いわゆる総決算の時期でもあります。

今年度はやはりいろいろありましたけど、昨年度よりはバタバタしなかった印象はあります。年度当初は職員の出入りがある程度あり、バタバタしていましたが、少しずつ落ち着きを取り戻した感があります。

ただ介護業界というか日本全体の問題として、「人材不足」というものがあり、安定的に職員が入ってくる形がまだまだ作れず、人事を担当している者は本当に頭を抱えていると思います。それに人が誰でも来ればいいのかというと、そういう訳ではなく、虐待・拘束・コンプライアンスなど、職員一人一人の最低限の社会性・職業倫理が問われる時代であり、介護業界も10年前より専門性が求められていると言えます。

ではどうしたらいいのか? どのような一歩を今踏み出さなければいけないかというと、それは自分達がやっている事をしっかりみつめ、質を上げ、同時にせっかく質を高めたのならそれを周りにしっかり喧伝・認知する努力をすることだと思います。その両輪があり、お互いの求めているものが合致したときに社会福祉法人として地域と密着し安定した運営が行えるのかなと思います。やはり地域の利用者様を中心に介護しているのならば、もっともっと地域に出向き、どのようなニーズがあるのか知るべきだと思いますし、いまの高齢化社会の現状、介護保険のことなど、伝えるべきことが多くあるんだなと感じます。

「大は小を兼ねる。」のではなく、地域を考える時は一人一人が何を求めているのかをしっかり捉えることが結果として「地域」を見ることかもしれないと考えています。来年度はさざんか園として、もっともっと地域に出向き、何を求められているのかを知っていきたいと思います。

来年度もさざんか園をよろしくお願いします。