副施設長の江頭です。
極端に寒い冬も過ぎ、春日和が続くこの頃ですね。介護業界では「冬枯れ」といい、利用者様が続々入院し、利用者数が減少してしまうんですが、やっと落ち着き、少しずつ利用者数も増えている状況です。
ただ利用者様が増えるという事は、お預かりしている責任上どのような対応が必要なのかをしっかり情報共有し、転倒などのリスクを予防できる体制を作りあげておく必要があるという事です。介護保険は「契約」により成り立っています。その契約でやるべきことが決まり、やれないこと(想定外のこと)が起きれば利用が終了になるということです。味気の無いようにも思えますが、最近は直ぐに裁判であったり、ちょっとした相談も無く行政に駆け込まれたりする人も多くなっている時代であり、契約書を何度も見返し、どこまで自分達ができるのかを考えつつサービスを行っていく必要もあるのかなって思っています。
信用・信頼のもとに何もかもをお任せできるような関係を作ることが大事だということは良く分かっていますが、「契約」というのはそれを逆手にとり自分たちのいいように解釈したり、悪用したりもできるということです。時代のせいというのは簡単ですが、変化すべきところは変化し、時代についていく努力も必要だと思います。「変化できる勇気」も大切ですね。