師走になにを思う

副施設長の江頭です。

灼熱の夏がすぎ、気づけば肌寒さを通り越し、寒風吹きすさむ冬になっていることに今更ながら驚きます。さざんか園では色々なイベントが嵐のように過ぎ去り、また一年が通り過ぎようとしています。それにしても人材難での外国人の話題が国会での議論を含め当たり前になってきた印象があります。以前から外国人の受け入れに対してはここでつぶやいていましたが、少子化の波があまりにも早く、あぐらをかいていた日本が急に色めき立っている印象を受けます。このまま開国を受け入れ、外国人に対する扉を大きく開いていくのか、文化の違いを許容できずに混迷していくのか、様々な問題が噴出している状況ですが、議論を十分にせず、必要だからと扉を開いている状況に対し幾分危機感を覚えている人も多いと思います。

正しい答えを出すということは、様々な角度から物事を見て、固定観念にとらわれず、柔軟に考え、論理的に答えを出すということだと思います。ただ人材難という危機的状況において、その波を止められず、流れに押し切られてしまい、問題が起きればその時に考えればいいという事なかれ主義が横行してしまえば、日本という船は羅針盤を失い、たださまよい続けてしまう気がします。

溺れないように、ただしっかりと目標を持ち、泳ぎ続けていきたいものです。