いつものゴタゴタ

副施設長の江頭です。

来年度介護保険の改正が行われるんですが、消費税10%が先延ばしになった事もあり、介護報酬が下がるとの予想記事が新聞を賑わせています。確かに介護報酬が下がると収入が減るので、事業所としては大変なんですが、利用者様にとっては助かる事でもあります。利用者様からしたら単純に支払わなければならない金額が少なくなりますし、一か月に利用できるデイサービスの回数が増える可能性もあります。(事業所としては今まで利用されなかった方が新しく利用される可能性が高くなるとも言えます。)

介護報酬が上がって欲しいと単純に望んでいる人が多いんですが、介護報酬が上がるとその分利用者様は利用する事業所をより選択したり、利用を控えたりなどされます。つまり介護報酬の増減に振り回される事自体にはあまり意味がないとも言えます。そんな事に振り回され一喜一憂するくらいなら、自分の事業所をもっとよくする努力をすべきだと思います。

確かに厚生労働省に介護の現実を訴え続け、よりよい社会を作ってもらう事は必要な事ですが、目先の事に右往左往せずに泰然自若の様でいたいものです。千里の道も一歩からですね。