来年度からの介護報酬改定に関して

副施設長の江頭です。

報道でも騒がれていたように2月6日の会議にて来年度からの介護報酬の詳細が発表されました。

具体的には報道でも騒がれているように5%前後介護報酬が下がる結果になっています。これは今回の発表前から決まっていた事ですし、今年度の厚生労働省での話し合いでも下げる前提で話されていたので、「やっぱりね。」というレベルの話でしたが、特に訪問介護、通所介護、特別養護老人ホームなどは極端に報酬が減らされているので、来年からの介護報酬減による影響とその対応に追われる事になります。

ただ大局的に見ると、少子化・高齢化・人口の減少などの問題により介護報酬が順調に上がる訳が無く、いつかこの問題に対峙しなければならかったと思います。

さざんか園ではスタートが通所介護(デイサービス)であり、現在の要支援レベルの高齢者の方が中心にスタートしました。そして現在のデイサービスでも要支援の方に利用してもらっています。しかし行政主導でこれからは要支援(予防)の方はボランティアを中心とした介護保険外でのサービスに軸を移そうとしています。そして後2年ほどでその動きは急激に加速すると思われます。(2年後までに市町村がボランティア等の取り組みを形づけるように法律で決まっているからです。)このような動きは決して、要支援の方の将来を思って形が変わるわけではありません。経済的な問題、お金が払えないから制度が変わっているのが現実です。

これから超高齢化社会に向けて大きな変革を求められていると思います。それについていかなければ介護事業所はどんどんと倒産し、経済力のある大手に飲み込まれ、無味乾燥でシステマティックな事業所ばかりになると思います。

さざんか園では可能な限り地域の方の幸せを願い、地域に密着した介護を目指していきたいと考えています。色々あると思いますが、これからもご協力ください。