副施設長の江頭です。
介護福祉士の合格発表が終わり、今年度社会福祉法人久栄会では合格者が4人出ました。前から介護福祉士の割り合い自体は多かったんですが、現在介護・看護職員36人中27人(75%)が有資格者となりました。(無資格の方はパートの方が多いので、正職員での有資格者の割り合いはさらに上がります。)
介護の世界では生活のお世話という意識もあり、資格なし・経験なしでも問題ないという風潮がありましたが、今の時代は虐待・拘束・感染・認知症・介護動作などにおいて専門的知識を有していないと色んな事故を引き起こしてしまう可能性が高くなります。資格をもっていれば全て安全という訳でなく、ただの入口にすぎないんですが、ある程度の知識をもっている証明にはなります。
介護事業所が増え、経営だけを考える事業所・法人は資格者が増えるとそれだけ手当が増えてしまうので、歓迎しないかもしれませんが、介護福祉士の割り合いが増えれば加算が取れる場合もありますし、資格取得者の昇給部分を介護職員処遇改善交付金で賄うこともできますので、多くの事業所が資格取得の応援をしてもらいたいと思います。そして介護が医療の下という見方を是非覆して欲しいと思います。それが結果的にこれからの高齢化社会に対し高度な介護を提供することになるのではないでしょうか。
働きながら資格取得の勉強をするのは大変です。今もそれを目指して頑張っている介護職員も多いと思います。是非「目標」や「夢」をもって毎日を暮らしてほしいですし、それを応援する事業所が増えることを願います。