副施設長の江頭です。
菜の花が咲き、梅の花も芽吹いているこの季節はとても気持ちがいい時期ですね。寒い冬ではありましたが、以前よりはなんだかダウンジャケットやコートを着なくても過ごせる日が多かった気がします。コロナ感染者もかなり減少し、重篤者も減っており、少しずつアフターコロナとして今までできなかったことを再開する必要があると感じています。
コロナは我々の生活を大きく変えてしまいました。特に介護事業所においては、普段毎日のように来られていた家族様が来られなくなり、利用者様は大変寂しい思いをしていると思います。寂しい思いをしたまま亡くなられた方もかなり多かった思います。「死」というのは本人だけのものではなく、周りにとっても大事なものです。しっかりとそれまでにしてあげれることをやり、周りの人も「死」を飲み込むことも重要だと感じます。日本は世界一の高齢化社会です。どの国も経験していない、特殊な環境にあり、他国に比べ高齢者施設で感染対策を強く行っているのは当然のことですが、それが行き過ぎると何のための「生」なのか? 楽しく人生を過ごす事とはなんなのか? という疑問に行き当たります。現在はマスクであり、面会緩和であり、周りを見てどう対応していいのかをそれぞれが模索している状況だと思います。本来であれば、国が強く病院や介護施設での対応をどうするのか道筋を打ち出してくれればありがたいんですが、それができないことはコロナ禍で十分理解していますので、それぞれの事業所が考え答えを出す以外は無いと思っています。
少しずつ少しずつ春の香りがしています。