さざんかニュース

スタッフのつぶやき

スタッフのつぶやき

2023.3.11 春の香り

副施設長の江頭です。

菜の花が咲き、梅の花も芽吹いているこの季節はとても気持ちがいい時期ですね。寒い冬ではありましたが、以前よりはなんだかダウンジャケットやコートを着なくても過ごせる日が多かった気がします。コロナ感染者もかなり減少し、重篤者も減っており、少しずつアフターコロナとして今までできなかったことを再開する必要があると感じています。

コロナは我々の生活を大きく変えてしまいました。特に介護事業所においては、普段毎日のように来られていた家族様が来られなくなり、利用者様は大変寂しい思いをしていると思います。寂しい思いをしたまま亡くなられた方もかなり多かった思います。「死」というのは本人だけのものではなく、周りにとっても大事なものです。しっかりとそれまでにしてあげれることをやり、周りの人も「死」を飲み込むことも重要だと感じます。日本は世界一の高齢化社会です。どの国も経験していない、特殊な環境にあり、他国に比べ高齢者施設で感染対策を強く行っているのは当然のことですが、それが行き過ぎると何のための「生」なのか? 楽しく人生を過ごす事とはなんなのか? という疑問に行き当たります。現在はマスクであり、面会緩和であり、周りを見てどう対応していいのかをそれぞれが模索している状況だと思います。本来であれば、国が強く病院や介護施設での対応をどうするのか道筋を打ち出してくれればありがたいんですが、それができないことはコロナ禍で十分理解していますので、それぞれの事業所が考え答えを出す以外は無いと思っています。

少しずつ少しずつ春の香りがしています。

 

2023.1.11 新年の挨拶

副施設長の江頭です。さざんか園を利用して頂いている皆様、そしてご家族の皆様、関わっている方すべての方に新年の挨拶をさせて頂きます。昨年も色々な方々の支援のもとにさざんか園は事業所を継続することができました。コロナ禍において人と人の関係が希薄になる世の中において、結局人と人とのつながりが一番暖かく、頼りになると気づかされています。ただコロナ感染症などの新しい脅威に対し、しっかりとした準備を行い高齢者の方々の健康を守るのも我々の使命であり、その両立を図ることに困難を感じているのも事実です。今年度は感染症の推移を見つつも、人と人との触れ合いを大事にし、対応していきたいと思います。

コロナ感染症と人類が闘い数年が経過しています。なかなか先の見えない中、外国では当然のようにマスクを外し、インフルエンザ同様の病気の一つとして考えられている傾向があります。ただ高齢化率が世界一位の日本では外国同様の対応では死亡率が高くなってしまう可能性があります。基本的な感染対策を行いつつ、高齢者には積極的にワクチン接種を促していくのが原則になると思いますが、もう少し頑張ってコロナ対策をしていきたいと思っています。

今年度もよろしくお願いします。

 

2022.10.7 ふれあい祭りへの感謝

副施設長の江頭です。

9月24日のふれあい祭りがありましたが、参加された方、協力して頂いた方、大変感謝しております。コロナ前は敬老会と夏祭りを組み合わせて実施していましたが、ここ数年は敬老会だけを行い、人数も制限して行っていますが、長寿のお祝いの受賞者様、ご家族様、地域の方々の協力のもとさざんか園が成り立っているのだと再確認しました。

長寿のお祝いというのは艱難辛苦乗り越え今に至るその方の人生を一緒に祝うことだと思いますが、本当に様々な人の人生を見て、その周りの家族様の愛情を見て、胸を打たれる場面が多かったです。一人一人に様々な歴史があり、ドラマがあり、今までの地域を形成してきた大きな役割があると感じました。

また来年もさざんか園にてふれあい祭りで長寿のお祝いができればと思います。今回はありがとうございました。

 

2022.5.11 令和4年度を迎えて

副施設長の江頭です。

コロナ禍でバタバタしている間にいつの間にか令和4年度になっていました。感染症との戦いが長期化し、まだまだ窮屈な感じは抜けませんが、マスクなどの対応がスタンダートになるのか、鎖国日本ではなくインバウンド需要も含めた国際社会としての日本ということを考えれば、続々と他国でマスクを取るなどの緩和策に対し、感染者が落ち着いた場合はそれに倣う必要があるのか、悩ましいところです。ただ日本という国の特異性というのも考慮しなければならないかなとも思います。日本は世界一の超高齢社会です。これは他国を圧倒しています。65歳以上の方が、高齢化率の低い国に比べれば数倍高い状況にあります。そのリスクも同時に考える必要があると思います。

令和4年度はどんな年になるんでしょうか。コロナ対策で行政の限界が見えてしまった中、戦争が始まり世界的に不安定な中、暗いことばかりを見ていたら心が鬱屈してしまい、すさんでしまう気がします。介護業界もですが、こんな時こそ今何ができるのかを模索し、利用者様ならびに職員が笑顔でいられる時間を少しでも長くする取り組みをもっともっと考えていきたいと思います。

 

2021.12.27 今年もお世話になりました

副施設長の江頭です。

コロナ禍の中、さざんか園もなんとか令和3年を乗り切り、令和4年を迎えようとしています。

コロナでホームステイの時間が多いと思いますが、訪問で各家庭を回っていると「今年は早かった~」という声を多く聞きます。どうして皆さんがそう思うのかというと、多分季節行事がほとんどなく、同じような毎日が続いていたのが原因なのかなって思います。今まで普通にあった餅つき、新年会、夏祭り、花火大会、などなどの行事の中止が相次ぎ、平凡な毎日が続いていたのかもしれません。ただコロナは世界的な問題であり、なかなかこの感染症が直ぐに無くなる訳ではなく、コロナ禍でも楽しめる取り組みをもっともっと考えなければならないと考えています。今はとにかく最大限に感染症を抑え込もうとしてフルパワーで国民が一致団結して頑張っていると思いますが、ある程度コロナの分析も終わり、状況に合わせた対応を取り始めないと、せっかく伝統的なお祭りが無くなったり、大人数が集まる会場もなくなってしまい、日本古来の物がだんだんとなくなってしまうような気がします。マスク・消毒・ソーシャルディスタンス・ワクチンなどの対応をしている状況でも本当にだめなのかの検証をどんどんと実施し、コロナであっても楽しめる模索を実施すべきだと思います。確かにオミクロン株などのさらなる脅威に備えることも必要ですが、先人たちの作り上げた大切な伝統行事・季節行事が行われない状況というのもこれからの私たちの生活が味気なくなる、刺激を失いつまらない人生になるのをもっとトータル的に考える必要にこれからはなってくると思います。

介護・医療の世界では「QOL」という言葉があります。それはQuality Of Life の略なんですが、直訳すると人生の質(人生の満足度)という言葉です。日本語で言えば「いきがい」という使い方をする人が多いです。生きてる意味とは何か? 楽しみを失い家でテレビやYouTubeばかりを見ている人生がいいのか? もし失った以前の生活を取り戻すために何をするべきなのか、国の専門家委員会ではなく、それぞれの立場で積極的に発言し、答えを模索すべき時期だと思います。

どうしても感染症対策の話になってしまいますが、総理大臣が変わり、また補助金が増える話があります。それは人材不足を解消するための一つの手段としては有効だと思いますが、介護業界自体がその魅力をしっかり発信し、その価値を国に認めさせ、報酬を上げることがベースです。つまり介護の必要な利用者様に適切な介護を提供し、可能な限り自立した生活を提供し、提供された本人がより充実した生活を送ることが重要です。その目的がどこか失われ、その目的をかなえるための手段・方法である人材獲得がメインとなっている歪みを修正しなければ、結局「お金はもらえるけどつまらない仕事」で終わってしまい人は逃げてしまうと思います。尊い仕事であるならばなおさら、その仕事の魅力、価値をもっと高める努力は続けるべきです。人を充足させるために、外国人や引きこもっている人達などをなんとか労働力として使いたいという話も聞きますが、もっともっと介護の仕事の素晴らしさを今働いている人たちに感じてもらうことが一番いまやるべきことです。政治家のご機嫌取りに振り回されずに、本当にすべきことを一歩一歩実施していきたいと考えています。

来年もよろしくお願いします。

 

 

2021.9.9 少子高齢化社会の中、介護業界で働くということ

副施設長の江頭です。

佐賀ではコロナ感染症に対する蔓延等防止法が12日に終了ということで、少しはほっとしている状況ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

介護業界の人材についてはコロナの時代において他産業から流れてくる方もいらっしゃいますが、やはり他の業界と比べると介護業界は人気がなく、職を失った方も人気のある職種から希望をだしており、この時代だからといって介護業界に多くの人材が流れているわけでもありません。

私自身この業界に長くいますが、特に介護職員の待遇(給料)に関してはここ10年近くでかなり上がっているのは事実です。もちろん他の産業と比べるとまだまだという側面はありますが、高齢化社会を見据えて国がかなり助成金(処遇改善交付金)を出しています。それに介護という仕事が少しずつですが「専門性」の部分で進んでいることもあり、単純にオムツ交換、入浴介助などのいわゆる3Kではなく、「人間」を相手にしていること、「自立」を支援していることが以前より考えられており、「介護をしてあげている。」という一方的な介護ではなく、その人に必要なことはなんなのか、どこまで介護をすればこの方は残った能力を使えるのかを丁寧に拾い上げ対応することが必要になっています。そこに気づかずに昔ながらの「やってあげている介護」をしている事業所も多くあり、しっかりと介護という仕事に向き合い、これから入職する人たちのためにも経験だけで仕事を教えてるのではなく、「こういう理由だからこうして欲しい」と行動を言葉でしっかり説明できる理論性をもっともっと獲得してほしいと願っています。

こういう状況かつ少子高齢化社会の中で入職してくる人たちの求職活動(雇用する側からは求人活動)は変化してきています。昔ながらのハローワークから仕事を求めてくる人が少なくなり、ネットを通じてだったり、派遣だったりします。そして最近増えているのが「紹介」という形です。これは年収の20%~30%の紹介料を通じて就職を支援するんですが、紹介料は少なくても70万円以上からであり、雇用する事業所にとっては多大な出費になります。もちろん人が少なくてどうしようもない事業所にとってはありがたい形態かもしれませんが、多額の紹介料に見合った職員をその会社は紹介するわけではなく、ハローワークから来る職員となんら変わりません。私個人はこの人材紹介という会社を否定するわけではありませんが、人材不足という背に腹は代えられない状況に対して多額の紹介料で入職する形は多くの中小企業でなりたっている介護業界の崩壊を招くものであり、もっともっとハローワークなどの公的な人材紹介会社が求職者と求人者を結びつける努力をしなければならないし、事業所もこの状況を打破するために、自分たちの業界がいかに素晴らしいかを届ける努力をすべきと考えています。

介護は直接必要な人にサービスを届けられる、人生を豊かにするお手伝いができる素晴らしい仕事です。汚い、きついという側面が無い訳ではありませんが、それ以上に素晴らしいものがあります。時々「腰痛になるよ。やめたほうがいいよ。」と言う人がいますが、それはどの業界も一緒ですが、知識や技術が足りなかったり、集中力が低下していたり、健康管理ができていない方はどんな人でも腰痛などのリスクがあります。つまり介護業界に対する偏見でしかありません。

自分に合う天職はなんだろうと職を転々としている人が居ますが、そんな都合のいい話はありません。自分に社会が合わせるのでなく、社会に自分を合わせることではじめて「天職」が見つかると思います。もし介護って仕事に興味がある人がいたら、是非チャレンジしてください。応援します。

 

 

2021.6.9 ワクチン接種を終えて

副施設長の江頭です。

現在ニュースではワクチン関係ばかりであり、皆さんの関心の高さがうかがえます。当法人ではグループホームという入所施設があり、ワクチンもほかの高齢者の方には申し訳ありませんが、行政の方針として優先的に利用者様ならびに職員対象に接種がすでに終了しています。若い職員数名に副反応が出現し、接種後に休むこともありましたが、それ以外は大きな問題はありませんでした。

ただコロナという見えない敵に対し、ワクチンという武器で現在対応している状況ですが、まだまだワクチン接種者の数も十分でなく、分からないことだらけという印象です。ただ可能性としてこれから感染者数もしくは重度者がかなり減少したとしたら、一筋の光明が見えるのかもと思います。特別体調が悪くなければマスクをせずに、気兼ねなく人と人が集まることができ、海外などにも何の不安も無く行き来できる、そんな当たり前だった時期に戻りたいものです。

さざんか園では今年度も感染症対策をしつつ、少しでも地域高齢者の方々の笑顔のために、そしてそれを支える職員のために、一歩一歩前進しつつ寄り添っていければと考えています。

 

2021.5.13 緊張と緩和

副施設長の江頭です。

とうとうコロナとの闘いも1年以上経過し、何を緩めて何を締めるのかが分かってきた気もしますが、その考え方が個人レベルで違ったり、ウィルスの急激な変化に対応できなかったりと、また混乱の時期に入ってきた感じもあります。

介護事業所においては施設系入所者や介護者に優先してウィルス接種が行われています。そこで職員の一部に発熱などの症状が出ていますが、一日で収まることが多いみたいです。新しいワクチンですので、どうなるのか分からない不安で見送られる方も多いと思いますが、ウィルスとの闘いの中で人類が対抗する一つの手段であるのも事実です。しっかりとしたデータを見ずに誰かの偏った意見で判断しないで、一人一人がしっかり考え答えを出してほしいと思います。

ということで令和3年度も多くの行事が中止もしくは縮小化を求められる年だと思います。これが当たり前になっていくのか、以前の生活様式に戻るのかは分かりませんが、現状できることを一生懸命考え、答えを求めていく作業には変わりはなく、少しでも地域高齢者の方々の笑顔を目標に頑張っていきたいと思います。本年度もよろしくお願いします。

 

2021.2.9 春の訪れ

副施設長の江頭です。

陽光の刺す日中は少しずつ春の薫りがしてくる気候になってコロナのストレスを少し緩めてくれるような気がします。緊急事態宣言がまだ都市部で続いている状態ですが、感染者数が落ち着き始め取りあえずは喜ばしいと思います。ただこれからはワクチン接種にむけて医療従事者の次に優先される高齢者の方々への対応が忙しくなってくると思います。ものすごい人数を対象に一斉にワクチン接種をしなければならず、行政も医療関係も目の回るような忙しさになると思います。

冬の厳しい寒さからかすかな希望という春の日差しが入り、穏やかで皆が密になれる日がくるのが待ち遠しいです。

 

2021.1.4 新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。社会福祉法人久栄会の副施設長の江頭です。

2021年という新たな年を迎え気を引き締めて一日一日をすごそうと思います。コロナに振り回されるのは止めて、いまできることを前向きに実施するしかないと思っています。「あの日々を取り戻す。」と言っても何もまだ分からない状況ですので、現状でできることをしっかり考え、地域の為、高齢者福祉の為に自分達がやれることを精一杯やるしかないと思っています。

今年も「さざんか園」をよろしくお願いします。

 

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